■ストーリー
1748年(享保13年)中国の貿易商が八代将軍・徳川吉宗に献上するため象を連れてきた。
長崎港から歩いていきて長崎街道筑前六宿・木屋瀬に辿り着いた象。象という動物を見た
ことがない宿場の人々は、その大きさ・食事の量に驚く。
饅頭屋の二代目・喜兵衛は、先代に代わって象の食料の饅頭を大量に作ることになるが、
象はまったく食べてくれない。その原因を幼馴染のおせんが喜兵衛に指摘したところ「象
に味なんか分かるものか!」と反論。
その夜、象の小屋に行った喜兵衛は、象使いと象のやりとりを見て、自分に足りない何か
に気付く。
果たして、喜兵衛の作った饅頭は食べてもらえるのか?
■みどころ
作品中に歌・踊りを取り入れております。ワクワク・ドキドキ、大人も子どもも楽しめる
作品となっています。
故郷を離れ江戸まで旅する象の心情を描いています。象使いと象の心の通じ合いを見て、
お互いの『心を通わす』ということの大切さを感じとってもらえるようなエンディングと
なっております。 |